当講座の木村友之先生(調布仙川駅前きむら呼吸器内科クリニック院長)、鈴木慎太郎准教授が執筆した 薬剤師によるエピペン指導の実態調査に関する論文が「アレルギー」(Vol.73, 2024)に掲載されました。

2024年5月18日
昨年度まで昭和大学江東豊洲病院内科で呼吸器・アレルギー内科の講師であった木村友之先生と
当講座の鈴木慎太郎准教授が執筆した原著論文『全国の薬局薬剤師を対象としたアナフィラキシー患者へのエピペン調剤時の指導内容の調査とそれに関連する背景因子の解析』が日本アレルギー学会「アレルギー」(Vol.73, 2024)に掲載されました。
アナフィラキシーショックの際に、患者さんが自身で注射することで救命や症状の緩和に役立つアドレナリン自己注射液のエピペンは、医師が処方する際に使い方や打った後の対処方法を医師や看護師が説明していますが、地域によっては薬剤師がその説明業務を支援していることもあります。また、病院・クリニックを出て、自宅に戻る前に最後にコンタクトする医療従事者は薬剤師であることが多く、薬剤師によるエピペンの指導は患者さんの注射技術の向上だけでなく、必要なタイミングで打つことの重要性を患者さんに周知させるためにも重要であると考えています。昭和大学薬学部社会健康薬学講座社会薬学部門との共同研究による成果です。