基本、入局は2年間の初期臨床研修が終了した3年目の4月に入局します。昭和大学は希望があればさらに3年間の内科または外科の後期研修を行うこともできるので、その後の入局も可能です。
出身大学や研修病院の制限は無く、男女問わず入局可能です。希望者は見学も可能ですので、どんどん連絡してください。
当科のキャリアパスでは、臨床志向の医師はもちろん研究志向の医師にも、幅広く総合的な内科臨床能力を習得しつつ、呼吸器内科医として高度な技術と専門的知識の習得を行えるように最大のサポートをします。関連病院への出向によっても、大学では得られない幅広い内科医としての経験と知識を習得します。
大学院進学によって、学位(医学博士)の取得を目指す大学院コースと医員コースがあります。医員コースでも学位の取得は可能ですが、学位を希望される方には大学院コースをお勧めします。専門医の取得に関しては、どちらのコースを選んでも同様に可能です。
臨床志向の医師のキャリアパスとしては、呼吸器内科医としてエキスパートを目指すパターンと呼吸器内科を中心としたジェネラリストを目指すパターンがあります。後者は特に開業を志す医師が中心となります。ただし、キャリアパスとしては両者には明確な違いはなく、目指す目標に向かって最も適したキャリアを設定します。
研究志向の医師のキャリアパスとしては、当科では多くの医師が海外留学を経験しています。現在在籍している医師の留学先としては
などがあります。
海外留学では世界一流の指導者・研究者との交流を交え、研究に専念することができます。医学的なことだけではなく海外での生活を通して大きな人生経験を得ることもできます。もちろん、臨床志向の医師の海外留学も全面的にサポートします。
専門医の取得に関しても積極的に取り組んでいます。取得可能なおもな専門医は
などがあります。
おもな出向先としては
などがあり、いずれの施設も地域の中核病院としての役割を担っており豊富な症例を経験でき、呼吸器内科医師としてスキルアップできる場となります。
当科では、入局にあたって明確な目標を持つ医師に対しても、研鑽を積みつつ将来の目標を模索していく医師に対しても、その個人のスタイルに合わせたベストなキャリアパスを共に作っていきます。
昭和大学呼吸器・アレルギー内科では、臨床、研究と同様に若手医師の育成にも力を注いでいます。その柱となるのが次の3つとなります。
将来研究に従事する医師であっても内科医および呼吸器内科医としての知識・経験を積める体制を準備します。当科では病棟を班体制で診療しているため、多くの症例を経験することが可能であり、手技機会も多いことが特徴です。個々の症例に関して経験を積んだ医師とディスカッションすることで、知識を増やすだけでなく医師として論理的に考える力や表現する力を養えます。
当科の若手医師に望む医師像の一つがリサーチマインドを持った医師像があります。真実を追求する姿勢は医師として確実にスキルアップにつながります。それは、臨床研究であっても基礎研究であっても同様です。そのサポートとして、基礎研究に関しては理論や手技について一から指導します。研究の発展のため海外留学を推奨し、そのサポートも全面的に行っています。臨床研究に関しては、実地臨床で感じる疑問を解決するための研究から新規薬剤の開発までさまざまな形で研究を実施しており、それらに実際に参加することが可能です。また、一から臨床研究を立ち上げることも可能であり、その際にはプロトコールの作成からその実施までサポートいたします。
また、若手医師には国内国外を問わず積極的に学会や研究会に参加し発表する機会を設けています。それらの機会はリサーチマインドの向上につながります。それ以外にも、1年間に数回、海外から著明な先生を医局に招待して講演を聴講する機会を設けており、世界で活躍する医師に直接質問したり、ディスカッションしたりすることが可能です。実際にその機会から留学に至った医師も存在します。
若手医師の育成のために労働環境整備に関して医局として全面的に対応します。具体的には、リスクマネージメントに関して医局として全面支援を致します。また、妊娠や出産を希望する医師に関しては個別に対応させて頂きますのでお気軽にご相談下さい。
非がん緩和ケアや医学教育を専門とされている多趣味な内田医師のインタビューです。呼吸器・アレルギー内科の雰囲気や仕事の様子などをお話ししていただきました。
内田嘉隆医師プロフィール
* 2019年11月撮影
2019年度に入局した菅沼医師のインタビューです。当呼吸器・アレルギー内科を選ばれた理由や雰囲気をお話ししていただきました。
菅沼宏充医師プロフィール
* 2019年11月撮影
2020年度に入局した後藤医師のインタビューです。当呼吸器・アレルギー内科を選ばれた理由や雰囲気をお話ししていただきました。
後藤唯子医師プロフィール
* 2020年12月撮影