鈴木慎太郎講師が昭和大学医師会Persons of The Year 2020を受賞しました

2021年4月3日

昭和大学医師会 Persons of the yearは、本学旗の台キャンパスおよび昭和大学病院、附属東病院に勤務する職員を対象に診療・教育・研究・事務作業などで卓越した貢献者を表彰するものです。

多職種間で協働する環境において職員の活躍に注目し、活性化されることが目的に設立され、毎年数名の受賞者が選出されます。

リンク先:昭和大学医師会
http://www10.showa-u.ac.jp/~ishikai/history/index.html

 

本年度(2020年度)は当教室の鈴木慎太郎講師が選出されました。

鈴木講師は2021年度秋より開講する、本学医学部の新カリキュラムである基礎医学・臨床医学統合講義のブロック内のフレームワークを構想し、それを本学に提案し採用されました。

とくに「呼吸器」ブロックは、全ブロックの先陣を切りスタートするためまったく「無」からのスタートとなります。

推薦者である本学医学部生理学講座の泉崎雅彦教授、医学部医学教育学講座の土屋静馬准教授らと足掛け1年以上の準備期間を経て、運用開始の運びとなります。

また、昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で医学部高学年の病院臨床実習が長期間中断し、代替の教育・学習方法を模索し、オンライン臨床医学シミュレーション・ソフトウェアであるBody Interact (Take The Wind、ポルトガル、内田洋行)を駆使し、医学部5年生および6年生に「学びの空白」が生じないような臨時カリキュラムを土屋静馬准教授とともに設計・運用し、コロナ禍における卒前の臨床医学教育の縮小防止に寄与しました。

 

加えて、鈴木慎太郎講師は現在、日本全国規模では初の多施設前向きアナフィラキシー疫学研究である、

「救急医療機関におけるアナフィラキシー患者の実態調査 (ANA-J: Analysis of Nation-wide emergency department transfer registration of Anaphylactic cases in Japan)」

を立案し、代表研究者としてチームを指揮しデータ収集を現在行い、本年から来年にかけてインパクトの大きい研究成果を国内外に公表する予定です。

以上の功績から、選考の結果、Persons of The Year 2020の受賞に至りました。

おめでとうございます。