当講座の木村友之講師、鈴木慎太郎准教授が執筆した原著論文が日本アレルギー学会公式誌「アレルギー」に 掲載されました。
2023年7月8日
日本アレルギー学会公式誌「アレルギー」2023年72巻5号(P453-462)に木村友之講師、鈴木慎太郎准教授らが執筆した「全国の薬局薬剤師を対象としたアナフィラキシーに関する知識及びエピペン調剤時の指導についての実態調査」が原著論文として掲載されました。
アレルギー診療に関わる医療従事者のひとつである薬剤師を対象にした全国規模のアンケート調査を実施しました。
アナフィラキシーショックの際に、病院外で患者さん自身が用いる緊急治療薬がアドレナリン自己注射薬(エピぺン)です。
外来等では医師や看護師が使用法や管理に関する指導を行っていますが、実物の受け渡しの直前の場所である調剤薬局では、薬剤師による説明や指導を受けることが可能です。日常的に薬剤師が患者さん達に指導する際の状況を知るため、インターネットを介して現役の薬剤師にアンケート調査を行いました。
薬剤師のアレルギーに関する学修について、エピペンに関する指導状況について、薬局におけるエピペンの在庫の有無など様々な角度で実態調査を行いました。
当科では成人の重症食物アレルギー、重症薬物アレルギー、重症アニサキスアレルギー、アナフィラキシーの患者さん達を対象に積極的にエピペンを処方しています。看護師や薬剤師もエピペンの指導に長けています。
エピペンの適応が不明な場合や、処方にお困りの場合などには昭和大学病院 呼吸器・アレルギー内科の鈴木慎太郎准教授宛(初再診(鈴木)外来宛)にご依頼、ご紹介頂ければ幸いです。