寄生虫であるアニサキスのアレルゲンは海産物などアニサキスに汚染された食料品の中に存在し、それらを取り扱うあるいは食べる機会が多い職業に就く患者さんでは血液中のアニサキス特異的IgE値が上記以外の職業に就く患者さんよりも、同じ治療をしていても低下が鈍いことが分かりました。
鈴木慎太郎准教授らは診療においても上記のデータを活用し、職業環境中のアニサキスのアレルゲンへの曝露を意識した食事指導や従事する職業に対するアドバイスを行っています。
論文名「職業別に分類したアニサキスアレルギー症例の臨床的特徴の比較」
掲載誌 日本職業・環境アレルギー学会雑誌Vol30-2(2023年5月)